ソーシャルデザインとは「社会をどのように築いていくか」を計画したものです。
デザインと言うと形のあるモノの造形、外観(見た目)の良さなどで使われることが多いですが、本来は問題解決のためにどのように設計するのかを計画したものです。
社会をデザインするのは、行政や政治の仕事のように思われるかもしれませんが、日頃の活動やビジネスでも社会と関わっている以上無関係ではありません。
特にビジネス活動は社会的影響力もあるので、誰かの不利益になったり、新たな問題を生み出すようでは美しいデザインとは言えません。
社会を良くする活動というと、社会貢献=ボランティアとの認識を持っていると思います。
企業活動で言えば、余裕のある大企業や、社会団体が行う慈善事業(チャリティー)や社会奉仕(フィランソロピー)を指すこともあるでしょう。
成功した後にする慈善活動だけではなく、日頃のビジネス活動の中にソーシャルデザインを取り入れ、事業的な価値と社会的な価値を同時に高めていこうとする活動がこれからは必要になってきます。
社会にはまだ手をつけられていない問題が山のようにあります。
そしてそれらの問題にはきちんとデザインされていないものや時代に合っていないためにうまく機能していないものがあります。
その問題を課題ととらえ目に見えるようにし、課題の解決のためには何をどう設計(デザイン)すればいいかを考える一連の流れをソーシャルデザインと呼んでいます。
そして実際の活動をビジネスとして行うことを、ソーシャルビジネス。
それを実行する起業家がソーシャルアントレプレナー(社会起業家)です。
社会の問題があることは知っていても、あまり身近に感じることがなかったり、遠い国の話だったりするので普段は意識することも少ないかもしれません。
近年ではそのような課題を解決し持続可能な社会を作っていこうとするSDGsが国際社会で合意され、個人のレベルで取り組むことも増えてきました。
一度は聞いたことがあるかも知れません。
SDGsに関してはこちらをどうぞ。
SDGsについての記事
SDGsに関して見ていくと、実は身の回りにもいろんな問題があることに気づきます。
特に地方は人口の減少を始め、少子化や高齢化、交通の問題、空き家の問題、経済の問題、教育の問題など数々の問題があります。
それらの問題は最初の設計が時代に合わなくなっていたり、規制があるためにできないこともあったり困難なことが多いです。
だから後回にされているような問題も多々あります。
問題を新しくデザインし直し解決していく仕組み(ビジネス)を作っていくことが大きなチャンスにつながります。
まずは身近な問題を観察し、なぜ問題が起こるのかを発見しましょう。
そして、課題の解決すべく行動することにチャレンジしましょう。
このHPでは、ソーシャルデザインやどのように実行して行けばいいのかをビジネスの視点で発信していきます。