未来をもっとおもしろく

学習意欲

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学習教室で子ども達からよく言われる言葉があります。

「勉強ってなんでせやんと~?(勉強ってなんでしなきゃいけないの?)」

「先生、大人になってから数学ば使う事あるね?(数学を使う事ある?)」

どちらも親が子どもに昔から聞かれていた事だと思います。昭和の親父のイメージでは

「つべこべ言わんと、宿題しとけ!」とはっきりと答えてもらえず叱られて終わり、

口答え出来ない関係性が出来上がっていた様な気がします。

しかし、現代っ子、まして生徒にそんな答えでは通用しません。

勉強はなんのためにするの?

私の中の答えは「自分のため」「将来やりたい事が出来た時に選択できる道を出来るだけたくさん作るため」です。

大人になって数学を使うかという質問に関しては、実際私は使っているので、「先生がみんなの質問に答えられるのは、数学勉強してきたからやんね~」とまず答えます。

そうすると子ども達は

「どうせ教える人になる事もなかし、絶対に数学を使わんでよか仕事ばする!」と宣言。

数学の楽しさを教え切れていない自分の力不足を痛感します・・・。

でも、まだ決まっていない未来を”数学が苦手”というだけで道を狭くするのはもったいない事です。

その点だけは、きちんと子ども達に理解してもらえる様に、時々時間を作って話しています。

実際、学習計画の小学生1時間、中学生1時間半のうち、三分の一位は私との雑談です。

保護者の方には理解して頂いていますが、ソーシャルスクールは成績up、志望校合格などを掲げておりません。

学習習慣、義務教育期間の学習補助という感じです。

あまり学校に行けていない子どもさんの相談をたくさん頂きます。

勉強するというよりも学校に戻った時に困らない程度の学習をしながら、一般教養が身に付けば充分だと考えています。

大人になって勉強したくても、なかなか時間が作れないと言った声をよく聞きます。

子ども達にもその話をしますが、勉強勉強と急かされる現実の中では、そういう将来の姿は想像し辛いようです。

これだけ色々な技術が発達しているのですから、そろそろドラえもんの道具のような未来がのぞける機械が出てくれば・・・。

いや、やはりそこは本人の想像力を発揮してもらい、しっかり自分の未来の姿と向き合って欲しいものです。

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