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ヴェーダ数学講座実践報告

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インドの友人が、日本の子ども達に数字の魅力を伝えたいと開く事になったインド式数学教室、子ども達(小学4年生~中学2年生まで)10名ほどが参加してくれて開催されました。

まずはインド式数学について英語で解説、もちろん日本人の奥様の通訳付き、子ども達は日本語交じりの本物の英語にワクワクした様子でした。インド式数学の古い歴史、0(ゼロ)という概念もインドが発祥との事、驚きです。日本の九九のようにインドの小学生は19×19まで暗唱できるという話は聞いた事がありましたが、それも納得のインドの数学史でした。

解説が終わると、5桁×2桁の筆算を先生が一瞬で解いてみせます。いつもの算数や数学とは違います。途中の式が無いんです。

【日本の筆算】   
〇〇〇〇〇          
×   △△           
  ◇◇◇◇◇         
  ◇◇◇◇◇           
-----------
 ✕✕✕✕✕✕✕   


  【インド式数学】
〇〇〇〇〇
×  △△
 ----------
xxxxxxx

(分かりにくいですが、こんな感じです。)

今回は基本の2桁×2桁の説明がありました。

どちらか片方がゾロ目の場合、11,22,33,などです。

かける2桁がどんな数字でも共通して解くことができます。

筆算の形で考えます。外側の数字同士をかけます。それが答えの外側の数字になります。

それを足した数が中央の数字になります。

【日本の筆算】  
      11
 ×    23
--------
      33
      22
     253  


【インド式数学】
      11
×     23
--------
(1×2)→253←(1×3)
       ↑
     (2+3)


 

子ども達は色々な数字でやってみて、自分の日本の筆算と同じ答えになるたびに

「おぉー!」という歓声をあげていました。

その姿を見ているだけで、算数や数学が楽しいものだという感覚が身に付くのが

分かりました。

他にも簡単な計算を教えてもらい、子ども達は大満足の様子でした。

インドの友人は一旦帰国しますが、次回来日の際は是非また開催して欲しいものです。

オンラインで自身の教室を開く準備も進めているようです。詳細が分かりましたら、

ご紹介させて頂きます。